アメリカ猫の旅その1:CFA World Show

一部の方には長らくお待たせしました。実は前回の更新の後、アメリカに1週間行っていたのです。
ハードスケジュールにも程があります。前日までパッキングに手をつけられないくらいの忙しさ、戻って来てからも色々なことに追われ・・・(汗。でも楽しい旅行だったので行くことが出来て本当に良かったです!
今回はアメリカ・猫の旅の序盤、オハイオ州で行われたCFAワールドチャンピオンシップキャットショーについて書いてみます。

出発当日、成田空港チェックインカウンターで何故か取っていた座席が予約されてない・・・?!焦っていたら、「もしかしたら機体が変更になったのかも知れません。座席がないという訳ではないので、搭乗口で席をお渡しします」と言われ、ちょっと不安になりつつ搭乗口に向かいました。そうしたら、自分の乗る飛行機にオーバーブッキングの表示が出てる(汗。受付に行ったら自分の席はあったんですが、係の人たちの話を聞いていたら、どうやら10人以上のオーバーブッキングだったらしく、冷や汗でした。
仕事の関係でショーの前日に到着する事はできず、ショー開催中の土曜日の夕方に会場に到着。1年ぶりの再会をアネットやテレサと喜び合い、そして多くのブリーダーさんたちにご挨拶しました。昨年お会いした方もいらっしゃいましたが、数年ぶりにお会いした方、初めてお会いした方と、今年は多くのブリーダーさんとお話しする事ができました。
日本から来ている方も多く、最近ショーに行っていなかったので、中には久しぶりに再会した方もいらっしゃいました。

CFAワールドショーは以前はインターナショナルキャットショーとして行われていました。今回のショーは二つの大規模なショー(レッドとパープル)を一つの会場で行い、合計1000匹もの猫達がエントリーされました。
レッドショーにはロシアンブルーの子猫5匹、大人7匹、避妊去勢クラス1匹、パープルショーにはロシアンブルーの子猫2匹、大人1匹、避妊去勢クラス1匹、合計子猫7匹、大人8匹、避妊去勢クラス2匹のエントリーがありました。
今までと違ってショーが二つあり、全部のロシアンブルーが競うということではないので、見ている方のワクワク度は下がってしまいますが、エントリー数が多く、盛況に行われたことはとても良かったと思いました。アメリカも日本と同様に年々猫のエントリー数が少なくなっているからです。理由は州によってブリーディングをすることが難しくなっていること(州法によるブリーダー規制)もありますが、景気が良くないのが大きな理由だと思われます。良いブリーダーがある程度の人数いないと、猫種の存続が難しくなってきます。新しくブリーディングを始める志のある人がアメリカ国内で出てきて欲しいというお話を、数名のブリーダーさんから伺いました。


控えケージは猫種別にエリア分け。ブリードブースを設けています。


↑ GC Tylona’s Houdini


↑ GC Valnika’s Silver Bullet


↑ GC Tylona’s Orlov of Platina Luna


↑ Tsar Blu’s Znowman (子猫)

アネットのところの子猫も出ていましたが、ショーの後に滞在する予定になっていたのでその子の写真は次回のブログに載せます。
ショーは出番が忙しく猫たちが疲れるといけないので撮影よりにゃんこの睡眠優先です。全部の子の写真を撮ることはできなかったのですが、しっかりと見てきました。

ホテルはアネットの部屋にご一緒しました。
土曜日のショーの後はアネットのホテルの部屋でロシアンブルーのブリーダーたちが集まってピザパーティーをしました。私は飛行機経由便の長旅と時差ボケで開始から2時間を経過する頃にはうつらうつらしてしまいました。1〜2日目はいつも英語を聞きなれず、思い切り集中しないと話している内容がわかりません。だからずっと集中していたので疲れてしまったのだと思います。(飛行機で眠れなくて映画4本見ちゃったせいもあるかも・・・)

ショー最終日の日曜日はちょこっとだけ猫のおもちゃを買いました。そしてちょうど11月にアメリカから空輸した大型ケージの会社、CD&Eのブースがあったのでメールでやりとりしていた方と少しお話しました。こちらのケージは日本のものと違ってオーダーメイドで作って下さるので、奥行きも幅も広く、猫たちが跳ねるのに余裕があり、お手入れがとても楽なのです。アメリカサイズですから日本のお家だと大きすぎるケージが多いのですが、5〜6年前に初めて空輸してからというもの、これ以外のケージには全く満足できなくなってしまったのでした。ウォークインケージはケージという概念ではなく、ルームインルームだね、とはアネット談。我が家にも1.2メートル四方のケージがありますが、確かに小部屋に近いです。これならケージが使えないヨーロッパでも使えるのでは?とヨーロッパ某国のブリーダーさんも利用を検討していました。(ブリーダーがケージを必要とする訳とケージの意義について、ヨーロッパでケージの使用が禁止されたことによる弊害というテーマで、そのうちブログを書こうかなと思っています)

夕方になり、みんなと別れてアネットの家へドライブです。(つづく