最高の称号、ナショナルウイナー受賞

猫が好き、ロシアンブルーが好きでブリーディングをしている一介のブリーダーとして、CFAのナショナルウイナー(NW)は手の届かない憧れのタイトルであり、まさか自分が手にするとは夢にも思わなかった最高の栄誉でした。
ジャパンリジョンが1992年に第8リジョンとして認められてから現在までに、日本人が繁殖した猫でCFAのお膝元である本場アメリカでショーを走りナショナルウイナーを獲得した猫はたったの1匹(1995-1996年・アメリカンショートヘアー)で、日本のみのショーイング(2匹※参考リンク)や中国で獲得した猫(2匹・中国はアメリカと日本とヨーロッパとは別に、中国のみ独立で競っています)を入れても全部で5匹の猫だけです。もちろんその中にロシアンブルーはいませんでした。
CFAのアメリカのロシアンブルーのブリーダーたちはレベルが高く層も厚く、また現在の日本のショーは猫のエントリーが少なく、日本でNWを獲得するのはポイントの面でほぼ無理。日本人である私がNWのタイトルを夢見ることは非現実的でした。
ですが、昨年の5月にアメリカのWynterwyndキャッテリーのアネットの元にお渡ししたルーンがアメリカで年間賞に挑戦し、この度2017-2018年度のナショナルウイナー(全猫種11位)と、ブリードウイナー(BWR・ロシアンブルー世界一)を受賞しました。
ブリーダーとして努力して良い猫をブリーディングしていきたい、その結果としてタイトルをいただけたらと思ってやってきました。挫けそうな時もありましたが、24年間続けてきて本当に良かったです。


2017-2018年 第1-9リジョン チャンピオンシップ11位
2017-2018年 第1-9リジョン ブリードウイナー(ロシアンブルー1位)
※第1ー9リジョンにはアメリカ・カナダ・ヨーロッパ・日本が含まれます。

CFA GC, BWR, NW SNOW-ISLAND RUNE OF WYNTERWYND
2016年8月30日生まれ 女の子
父:CFA GC, RW SNOW-ISLAND PLATINO
母:CFA GC WYNTERWYND MELODY OF SNOW-ISLAND
BREEDER:YUKIKO SHIMADA
OWNER:YUKIKO SHIMADA & ANNETTE WILSON

オーナーであり、ルーンの母メロディーのブリーダーでもあるアネットは、世界中をジャッジとして飛び回る忙しいスケジュールの中、ルーンを連れて車で11時間もかかるキャットショーに何度も連れて行ってくれました。ショーを1年走る他の猫に比べて、ルーンをショーに出せる回数は多くありませんでしたが、ルーンは行ったショーのうち半分もハイスコアリング(チャンピオンシップ総合1位)を獲得してくれ、たくさんのポイントを取ってくれました。アネットには感謝しかありません。1998年にアネットからクラウドをいただいて以来20年に渡って親交を深め、私が迷った時はブリーダーの先輩として進むべき道のヒントをくれました。アネットは素晴らしいロシアンブルーをブリーディングする一流のブリーダーであり、冷静で判断力のある公平なジャッジであり、また猫と家族を大切にする信頼できる友人です。アネットと出会い、信頼関係を築けたことは私にとって本当に幸せなことでした。

ルーンについては前のブログでも書いていますが、とびきり明るくシルバーティップ豊かなペールブルーの手触りの良い豪華なダブルコート、大きな瞳、ワイドなヘッド、長い手足の優雅なボディタイプのエレガントかつスウィートなロシアンブルーの女の子です。生まれた時から頭角を現し、四ヶ月で初めて日本のショーに出した時に、この子はナショナルウイナークオリティであると確信がもてたくらいでした。外見のレベルが高いだけでなく性格が良く気性が安定し、キャットショーではジャッジのハンドリングをいつも楽しんでいました。飼い主の期待に応えることがルーンの喜びでもあったようでした。ロシアンブルーらしい忠犬のような愛らしい気性で、私はいまでもルーン・ロスのままです。

私が長年頑張ってこられたのは、いつも応援してくださる我が家の猫の飼い主さんたちや、励ましてくださる周囲の方々のお陰です。本当にありがとうございます。
ナショナルウイナーとブリードウイナーはブリーダーにとって最高の称号ですが、終着点ではありません。これで満足せず、これからも努力し、更に上を目指して頑張っていきたいと思っています。

春の子猫たち

メロディーがプルーとの間に一男一女に恵まれました。誕生日は3月3日ひなまつりの日です。すくすくと成長して、今とても可愛い時期です。個人的にこの時期が一番好きですね。

手前が女の子、後ろが男の子。

産室は幅200cm×奥行76cm×高さ93cm程度で子猫のトレーニング用トイレもゆったり置くことができます。もうちょっとすると使ってくれるかな?
メロディーは毎日外出していますが、子猫が鳴くとすぐに戻っていく良いお母さんです。

※子猫のオーナーさんは募集しておりません。

エースの婿入り(アメリカ・シアトルへ)

エースはこのブログではジョエル(仮)と呼ばれていたメロディーとプルーの息子で、現在はアメリカのシアトルに住んでいます。
登録名はオーナーの希望でSNOW-ISLAND SAMURAI ACE、愛称エースに決まり、昨年11月のCFAインターナショナルキャットショー参加後、SereshkaキャッテリーのKateとArielのもとにお婿入りしました。
Sereshkaキャッテリーは、1970年代から1980年代にかけて多くのグランドチャンピオンやナショナルウィナーのGC, BW, NW Sereshka Alakazam of Kittay(※リンク参照)を輩出したキャッテリーです。Kateはご自身のお子さんの子育てのため、1990年代頃からブリーディングを長い間お休みされていましたが、娘さんのArielと一緒に2014年に復帰されています。
今年アメリカのキャットショーで活躍している我が家のルーンと同じ組み合わせの男の子を希望されて、ご縁があってのお婿入りとなりました。

写真は、CFA インターナショナルキャットショーで写真家の山崎哲さんに撮っていただいたお写真です。CFA インターナショナルキャットショーは年に1度行われるアメリカ最大のキャットショーです。2017年はポートランドでの開催でした。
海外に猫を連れていくのは気を遣い、私にとっては心底骨が折れるイベントですが、ルーンに続いてエースも良い子にしていてくれて、渡米した次の日に楽しくショーに出ることができました。
エースはロシアンブルーとは思えないくらいとても陽気な性格で、一般の見学者、もちろん小さなお子さん達がケージを覗き込んでも大喜びし、かなりの人気者でした。
また、ショーではファイナルに残り、ロシアンブルーの子猫の中で一番多いポイントをいただくことができました!こちらに結果が掲載されています。

 このショーのために控えケージのカバーを新調しました。洗濯もできる素材にバナーを印刷していただきました。なかなかの出来だと思います。

アメリカでのエースは、クリスマスパーティーで全てのプレゼントの箱に入り込んだり、人間と一緒の時は常にゴロゴロとのどを鳴らしているそうで、相変わらず陽気に楽しく過しているようです。オーナーのKateが、本当に素晴らしい男の子だと言って下さって、私もとても嬉しいです。エースが素敵な未来をKateとArielに運んでくれますように!