ルーンと一緒にアメリカへ【後編・観光&再びキャットショー編・2017年5月8〜14日】

グランドチャンピオンを達成したショーでの私とルーン・・・の写真でしたが、ルーンだけカットしました。ガンスモークのブリーダーさんに撮影していただきました。良い記念になりました!

5月8日月曜日の朝、ルーンを連れて、アトランタからアネットの自宅最寄りの空港へ飛行機で飛びました。
アネットが迎えに来てくれて、お家に向かいます。お家に到着して、その夜に撮影した写真がこれです。全然怖がってないし、広い場所に出て喜んでいました。ルーンらしいですね。猫ちゃんたちの匂い、いっぱいする筈なんだけどなぁ。

次の日は、アネットの妹さんとアネットと一緒に、チューリップガーデンを見に行きました。豊富な種類と量のチューリップが楽しめ、見ごたえがありました。

帰りの昼食、ディップサンドウイッチです。タレにつけて食べるサンドは初めてでした。美味しかった〜!

Wynterwyndキャッテリーの子猫達です。リクエストがあって、かなりの数の写真を撮りました。その中から、ブルーポイントの写真を中心にご紹介します。

ブルー単色のみが認可されているロシアンブルーですが、私のサイトにも書いているように、両親が因子を隠し持っている場合に、4分の1の確立でブルーポイントが生まれることがあります。今は遺伝子検査が可能ですので、事前に可能性を調べることができます。
ブルーポイントはロシアンブルーとして血統登録をしたり、血統書を発行することができません。ミスカラー(間違った色)ですから、ブリーディングプログラムからは外され、ブルーの子猫よりも低い譲渡経費で家族として譲渡されます。しかしながら、血統もルックスも良い子猫達、とても綺麗で可愛いので、家族はすぐに見つかります。
生まれる確立は4分の1ですが、なんと今回の子猫は一胎子全員がブルーポイント、ナショナルウイナーのお母さん譲りのルックスで、とっても綺麗な子猫達でした。次はブルーの子猫が欲しいねと話していました。
因みに、23年もロシアンブルーをブリーディングしていますが、我が家では一度もブルーポイントが生まれたことがありません。一度くらい見てみたいなという気持ちもありますが、一胎子全員ブルーポイントになる可能性もありますから、幸運に感謝しなければいけないんだと思います。

今回のアメリカ旅行は9泊11日という長い旅行でしたので、ゆっくりする時間がありました。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスをアネットのご家族と一緒に観に行きました。日本ではまだ公開前の映画です。しかし、当然のことですが、全部英語。前半は必死に理解したのですが、後半はエネルギー切れました(苦笑。体力ないですね・・・。
その後のディナーでは、美味しいマティーニを2杯飲みました。日本では基本的に禁酒していますが、旅行の時や特別な時だけはお酒を飲みます。

さて、ルーンのリビング探検です。既に「私はここのお家の子!」という顔をしています。寂しいけど、それでいいのよ。

ん?なんか食卓が騒がしいわねぇ。美味しい匂いもするし。

アネットのご家族が集まって、ディナーパーティーです。
アネットの旦那様、ロバート特製の夕食ですよ〜!でもルーンにはあげられない、ごめんね。

アネットが作ってくれたカクテル、マイタイ。カクテルをピッチャーで作り、ひたすら飲みます(笑。何杯飲んだのか・・・(汗。

マイタイを飲みつつ、私はこれ。フレスカです。甘さ控えめなシトラス微炭酸、アメリカではこれがお気に入りです。コカコーラさん、日本でも売って下さい。

酔った私と一緒にルーンもおやすみなさい。

さて、12日金曜日です。今日は自分の荷物を全部まとめて、ルーンを連れてTylonaキャッテリー、バーバラとティムのお家へと向かいます。バーバラやアネットが所属しているクラブのキャットショーが土曜日にあり、ルーンが参加するのです。ショー会場の設営もあるので、バーバラのお家に2泊お世話になりました。
前回クリスを迎えに行った時に泊まった、ピンクの可愛いゲストルームです。今回はルーンと一緒。初めての部屋ですが、ルーンは寛いでいますね。
明日、成績が良いといいね〜!

バーバラがエントリーしているライバルのアリババくんです。コートの色とアイカラーが綺麗なハンサムボーイでした。

ショーで特に気になった猫、サイベリアンのグランドチャンピオンの男の子です。堂々としています。メインクーンとも、ノルとも違う、サイベリアンらしい猫だと思いました。

ワンデー6リングのショーで、6人のジャッジが審査します。リングケージへは、私が連れていきました。アメリカのキャットショーに、日本人が参加するチャンスは多くありません。参加して、良い成績を取れたなら、本当に幸運で、誇らしく、嬉しく、今までの苦労が報われた気持ちになります。
ルーンは、一般審査で全てベストブリードを取り、全てのファイナルに残りました。大人の猫全ての中で、総合でベストキャットインショー(ハイスコアリングキャット)を達成することができました。
夢のような気分で、ふわふわとしていました。とびきりのショーキャットとして堂々と振る舞っていたルーン。彼女と一緒に暮らせなくても、私は、本当にラッキーなブリーダーだと思いました。

一夜明けて日曜日、アネット達やルーンとお別れして、日本へ戻らなければなりません。
ルーンと乗り越えてきた、数々の苦労が思い出され、泣いてしまいそうになりましたが、堪えました。猫をお渡しする時は、泣かないようにしています。不安な様子も見せないように心がけています。ロシアンブルーは頭が良いですし、飼い主が悲しそうにしていたら心配します。
私の猫として、最後の写真を撮りました。でも、また会えます。次はきっと、アネットが一番になっているでしょうけど。

日本に帰国し、ルーンを思い出しては、ルーンシックになっていましたが、アネットがルーンをとても可愛がってくれて、大切にしてくれているので、後悔はしていません。また近いうちに、会いに行くからね!